「鬼ごろし」はどこいったの巻

弟の同級生でM君というのが「不思議なこと」に
興味を持って、あれがいい、これがいいと、そんな
たぐいのことばっかり言ってくるんです。
どれもこれもがうさん臭いものばかりで・・・
バカバカしくて取り合わなかったんですが、ある日
「西野バレエ団の先生がすごい気を出している、今
それを習っているから教えてあげよう・・・」と。
今まで全く取り合わなかったのに、どういう訳か
足芯呼吸なるものをやっていたんです、天遊です。
やったとたん、おっ!これは本物だ!
てなことは無く、何かを感じるなんてことは・・・
これっぽっちもなかったですね。
ただし、やだやだなんてこともなかったです。
彼は、気とは・・・、気の効用は・・・
本当にあるんだ・・・、実在するんだ・・・
見えるんだ、見せよう・・・そこいらの本に書いて
あるようなことを飽きもせず言ってました。
その頃、みんなで手と手の間に気のボールをつくり
遊んで喜んでいたんです。んなんあたりまえじゃん
てなわけで、あんまり不思議という感覚はなかった
ですね。
初めて呼吸法をやってから2〜3日後、近所の
寿司やさんでのこと、何気なく奥の棚に田舎の(私は
岐阜の生まれ)酒で「鬼ごろし」があるのをみつけ
話が田舎のことになり親父が「一杯やってみるかい」
ということでごちになり(違った、金は払ったんだ)
ありがとって帰ったとこまでは、めでたしめでたし。
じゃなかったんだ・・・
自分は酒と女に弱くって、すぐに顔が真っ赤になり
心臓はドクドクと脈打ち、もう酒はやめた・・・
本当に思うんです、いつも・・・。
帰って居間にあおむけになり苦しい苦しいと・・・
うなりながら何でだかわかんないけど気のボールを
やってたんです。そしたらびっくりがあったんです。
両手の間になんかネバネバしたものが・・・
あたかも砂糖水のごとく(甘さを感じたんです)
目には見えないけどあるんです。びっくりしたですよ
マジに・・・「おーい、ちょっと来てくれ・・・」
大声でわめいたけどすぐには・・、ウチのが来たとき
には変なボールは消えてしまってなんにもない、
「もうちょっとはやく来てくれればいいのに・・・」
ブツブツ言いながらふと気がつくと・・・酔いが・・
ふうふう言ってた酔いが全くないんです。
心臓は普通、顔色も普通、あの「鬼ごろし」は
どこへ?消えたの??
勿論、翌日も行きました。そして・・・だめだった。
一度あったきりでも印象は強烈でしたね!!
西野流呼吸法は面白いって思いました。
あの「鬼ごろし」はどこいったの巻でした。
つづく

[1999年11月6日 22時47分0秒]

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